物心ついた頃からズボラです。
ズボラなりに人生をやり過ごすための小さな工夫を、日々、試行錯誤してきました。
丁寧に人生を送れたら、几帳面な人になれたら。
そう願ったことも幾度となくありました。
しかし、できなかった。
生まれて四半世紀と少しが過ぎた今、ズボラな自分を開き直り、「ズボラ」をタイトルに冠するブログを立ち上げることにしました。
記念すべき記事1発目は、自分がズボラだと思うのはどういうところなのか、自分がズボラな原因は何なのかを考えていきたいと思います。
目次
辞書を引くと
そもそもズボラとは何ぞや?
辞書で調べてみました。
[名・形動]行動・性格がだらしのないこと。また、そのさまやそのような人。ずべら。「悪い男ではないが、ずぼらで困る」(コトバンク・デジタル大辞泉より)
うーん、ポジティブには取りづらい。
語源はこちらだそう。
もとは、でこぼこや出っ張りがなくて、のっぺりしていることを「ずべらぼう」といい、それが転じて、だらしがないことを意味するようになった。それを略した「ずべら」が音変化したものといわれている。
また、「ずぼら」は大阪堂島の米相場で使われていた言葉で、米の相場がずるずる下がることをズボラといい、やがて「しまりがない」「だらしがない」という意味になったとする説もある。(由来・語源辞典より)
ずるずる、だらだらしているというニュアンスなんですね。
身に覚えがありすぎる。
自分がズボラだと思うところ
整理整頓が苦手
部屋はいつも散らかっているし、カバンの中身はぐちゃぐちゃ。
ものは失くさないように置き場を決めてはいるけど、それでも
先延ばし・後回しが多い
不慣れな作業ほど先延ばしにしてしまう。
事務手続きは典型的。
夏休みの宿題はギリギリに追い込む派でした。
忘れっぽい
大事なこともそうでないことも片っ端から忘れる。
先延ばし→忘れる→やらない→後々困る、という負のループの完成です。
計画を立てて実行するのが苦手
計画を立てても9割5分は計画倒れで終わります。
タイトな計画を立てては失敗をここまでの人生で繰り返してきた。
計画に沿って動くこと自体が苦手なのかなとも最近思う。
時間にルーズ
ギリギリまでダラダラしてたい欲に勝てない。
親しくない相手や初めてのセミナーなどでは、時間に遅れないように神経質なほど気をつけます。そして疲れ果てる。
親しくなればなるほど疎かになっていく傾向があります。
大変申し訳ない。
とにかく面倒くさがり、手抜きすることばかり考えている
省エネに生きたい。
可能ならソファの上で人生の全てをまかないたい。
頭の中であれこれ考えたり、効率的な方法を調べたりするのは好きなので、その作業には労力を惜しみません。
なぜ自分はズボラになってしまうのか、原因を考えてみます。
原因①疲れやすい
体力不足
一番はこれ。これに尽きる。
何をするにも体力不足を痛感します。
睡眠時間はたっぷり取らないと体が持たないし、休憩も頻繁に必要。
疲れているからいろんなことをズボラに済ませてしまっている自覚はある。
能力<<たくさんのやりたいこと
能力に対して自分のやりたいことが多すぎるのもある。
やりたいことは無尽蔵に湧いてくるんです。
でも自分の能力が追いつかなくて実行できない。
能力とは、体力気力集中力などもろもろ引っくるめてです。
頭の中で思い描く理想と現実のギャップに苦しくなります。
なぜできないんだ…と自分を責めてしまうこと多々。
ぐうたらが好き
もともとダラダラするのが好き。
できる限り1歩も動きたくないほど。
1分1秒でも長くダラダラしていたいがために、いろんなことを後回しにしてしまいます。
原因②脳のメモリが小さい
マルチタスクが無理
複数のことを並行して進めるのが無理オブ無理。
頭の中がすぐにごちゃごちゃになります。
どうしてもマルチタスクをしないといけないときは頑張るけれど、一段落ついたらダウンしてしまいます。
気が散りやすい
何か作業をしていても、別のことが気になってしまう。
一度気になると取り掛からずにはいられない。
忘れっぽいから気になったことも忘れちゃうと思うと尚更放置できない。
なのにマルチタスクは無理だからムダに疲れてしまう。
悪循環です。
時間の見積もりが苦手
どの作業にどのくらい時間がかかるのか予想するのが本当に苦手です。
脳が悲鳴を上げる。
わたしの場合、実際より短く見積もってしまいがち。
慣れない作業の時間見積もりだけでなく、毎日の身支度や食事など日常の作業に要する時間もイマイチ把握しきれていない。
所要時間が分からないので現実的な計画が立てられない。
原因③完璧主義
無意識に完璧を目指してしまう→できなくて挫折
何かやると決めたら、完璧にやらないと気が済まない。
無意識のうちに、ハードルを高く高く設定してしまう癖があるんです。
その高すぎるハードルは自分の能力を軽く超えている。
完璧主義で凝り固まった自分をほぐしたい…!とここ数年思い続けいていますが、あっさりと変われないのが現実。
これでもかつてよりはだいぶマシになったので、この調子でゆっくり変わっていきたいです。
妙なところが繊細でつまづく
一つでも小さな引っかかりがあると、先に進めなくなってしまう。
道具がちょっぴり使いにくいから作業が億劫になるとか日常茶飯事。
少々は気にせずやればいいじゃんと自分でも思うんですけど、なぜなのか全然できなくて。
いつも歯がゆい思いをしている。
全体を通して融通がきかないんですよね。
もうちょっと柔軟になりたいものよ。
体調を崩して自分の特徴に気づく
小さい頃から自分がズボラだと自覚していたけど、本格的に気にするようになったのは体調を崩してからです。
数年前に就職先で心身に不調をきたし、適応障害と診断されました。
まだ本調子ではありませんが、一時期に比べると今はずいぶん回復しました。
体調を崩してしまってからそれまで以上に体力気力が少なくなってしまいました。
今まではなけなしの体力気力でごまかしていた部分もダメになってしまった。
この状態が続くとまずいと思い、自分を見つめ直して「自分の得意と苦手は」「どういうときにできなくなるのか」「どうすればできるようになるか」を真剣に考え始めました。
対策①体力気力を高める
体力を増やす
これが1番難しいんだけどね。
睡眠、運動、食べ物にゆるく気を遣う。
趣味である読書やコスメでリラックスする時間は確保する。
ちょっとずつでも、体力が増えていけばいいなと願っています。
体力を減らさない
体力気力の消耗を避けることも大事だと思います。
増やすのが難しいので、せめて減らないようにしたい。
服装や室温など、自分にとって快適な環境をつくるよう心がけています。
習慣の力を借りる
絶対にやりたいことは習慣化することで、いちいち考えずとも実行できるようになって体力気力を無駄遣いしません。
習慣化できるまでがとても大変だけど…。
習慣がテーマの本をいくつか読んで参考にしています。
対策②手間ひまを徹底的に削減
実用性重視のもの選び
新しくものを買うときは管理や手入れが簡単かどうか必ずチェックします。
管理が大変だと、どんなに気に入ってもよほどのことがない限り我慢する。
買う前には使いやすいかどうかリサーチを欠かしません。
家事の工夫
どんな作業でも、できるだけ工数を減らすことにしている。
家事は毎日の生活についてくるものなので、少しでもラクにしたいと思っている。
料理、片づけなどは手抜きでも生活が回るようにしたい。
実験の日々です。
家事の手間が省くにはものを減らすのが手っ取り早いと(ようやく)気づき、少しずつ整理を進めています。
ものを減らすの、大変。
手抜きの工夫は惜しまない
手を動かすより頭の中でいろいろ考える方が好き。
いかに手抜きするかについてもしょっちゅう調べて、考えています。
本やネットで情報を調べるのは大好き。
自分に合いそうなものはどんどん取り入れてみる。
対策③書くことで頭の整理
手書きで頭の中身を吐き出す
ごちゃごちゃした頭の中を一旦ノートに出す。
書くことで自分の考えを客観視できて気持ちが落ち着きます。
書いたものを見直すと、自分の完璧主義に気づいて軌道修正できることも。
筆記用具は万年筆を愛用。
ノートはあれこれ試して今はA5のリングノートに落ち着いています。
現在は普通のノートがメインですが、一時期は手帳選びに凝っていました。
毎年秋の手帳シーズンには胸がはずむ。
デジタルツールも活用
アナログの手書きだけでなくデジタルツールも使っています。
メモアプリはいくつか試した結果、WorkflowyとiPhone純正メモアプリを愛用中。
ブログも頭の整理に役立つ
ブログを書くことで頭の中の混沌に道筋を与えることができています。
ブログはとても楽しいので細く長く続けたい。
わたしと同じように病気療養中の方でも始めやすいと思います。
時短・手間なしに活かせることも
近頃は「ズボラ飯」など、時短簡単を表すときに「ズボラ」という言葉が使われることもあります。
ズボラさを上手に生かせば日々の生活がラクになる可能性が開ける。
そう前向きに考えて、ズボラでも生活を回す工夫を楽しんでいます。
まとめ
ここまで書いたこと以外にも、自分にできる工夫を見つけていきたいと思っています。
思いついたことはブログに書き溜めていきます。