モーニングページをやめた理由。朝起きてすぐ3ページは辛い

モーニングページをやめた理由。朝起きてすぐ3ページは辛い。
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朝起きてすぐ頭に浮かんだことを率直に書くモーニングページ。

2年ほど前に一度挑戦したものの、数ヶ月で挫折してしまいました。

今回の記事では、2年前にモーニングページをやめた理由について詳しく書いていきます。

一言にまとめると「完璧主義と体調が原因で挫折した」です。

筆者のプロフィールは以下の通りです。

  • 20代後半・女性
  • 数年前から適応障害(うつ)で療養中
  • 手書きがもともと好き

詳しくは下の記事にあります。

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モーニングページとは

モーニングページとは

朝起きてすぐ、思いついたことすべてをノート3ページ分書き出すメソッド。
素直な自分を解き放ち、創造性を回復することができる。
開始後8週間は書いたノートを見返さない。

提唱者のジュリア・キャメロンは著書『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』の中で、創造性回復メソッドの一環として取り組むことを推奨しています。

詳しい方法はこちらの記事で解説しています。

2年前、いろいろなノート術を調べる中でモーニングページに出会い、「何を書いてもいい」「8週間は読み返さない」というのが斬新に思えたので取り組むことにしました。
ノートとは読み返すために書くものだと心のどこかで意識していたのです。

毎朝ノート3ページ書く。
たったそれだけですが、つまずくポイントがいくつもあった。
完璧主義が発動して「もうムリだ」と挫折してしまいました。

完璧主義で挫折した理由

挫折した理由は5つです。

  • 1日3ページがきつかった
  • 手を止めずに書くと焦りが増した
  • 朝起きてすぐが辛かった
  • 1日書けないと全部ムダになると思っていた
  • ネガティブ思考が増幅した

原因は自分の完璧主義と体調によるものでした。

1日3ページがきつかった

モーニングページは「A4サイズに1日3ページ」が公式ルールです。

https://juliacameronlive.com/2017/09/18/morning-pages-faq/

しかし、日本語ならA5サイズでいいのではという説、A4で書こうという主張、検索したらいろいろ出てきます。

初めてのモーニングページにはB5かA5のノートを選びました(どっちだったか忘れた)。

サイズは何であれ、3ページは必ず書こうと意気込んでいた。

「ルール通り3ページ書かなきゃ」と自分を叱咤していたし、疲れて3ページ書けなかった日は落ち込んでいました。

手を止めずに書くと焦りが増した

脳内に浮かぶことをありのままに記すのがモーニングページです。

しかし、思考のスピード>>手書きのスピードなのは覆せない。

脳内に浮かんでは消える言葉の素早さには、書いても書いても追いつけません。

加えて、「早く書かなきゃ3ページが終わらない」という思いも、手を早める一因だった。

早く早く…と思うと焦って緊張が増していきました。
ノートを閉じるときには疲れてくたくたに。

早く書くと手が痛くなるのも嫌だった。

痛くなったら休むしかありません。
結果的に書き終えるのが遅くなっていたような。

朝起きてすぐが辛かった

うつでダウンして以来、朝起きたときが1日で最も体がつらい時間です。

日中の活動時間すら頭がぼわーっとしているのに、目覚めてすぐの「頭がぼんやりした状態」なんて、寝ているのとほぼ同義。

そんな状態でノートに向かって3ページも書くなんて、どんなに効果があるとしても、シンプルに苦行でした。

1日書けないと全部ムダになると思っていた

「モーニングページは毎日やらなきゃいけない、サボったら効果が逆戻りしてしまう」と思い込んでいました。

『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を読み返すと、「1日書けないとそれまで書いてきた日々がムダになる」なんてどこにも書いていなかった。

毎日絶対書く!とも書いていなかった。
(毎日やるのが理想だとは書いてあります。)

どうして勘違いしたのだろうか?

やらない日が続くと再開したときに書くことが「眠いだるいやめたい」ばかりになって、書いていてキツくなるのは体感としてあるけど。

ただでさえ朝起きるのが辛いのに、調子が悪い日にはそもそも起きることができない。

調子が悪い日は「何日も頑張ってきたモーニングページが水の泡だ…」と布団の中でしょんぼりして、ますます調子が悪くなっていました。

我ながら突っ込みどころ満載である。

ネガティブ思考が増幅した

モーニングページでは「思いついたことは何でも書く」のがルールです。
ネガティブな言葉でも何でも、制限せずにどんどん書いていきます。

ジュリア・キャメロンは言います。

「モーニング・ページはただ手を動かし、心に浮かんでくるものをそのまま書きとめることをめざしている。卑劣なこと、愚かなこと、馬鹿げたこと、奇妙なこと、どんなことでもかまわない。」(『ずっとやりたかったことを、やりなさい』26ページ)

そういうもんかと思ったわたしは毎朝、思い浮かんだネガティブな言葉をノートにせっせと書き連ねていきました。

…前向きにはなれませんでした。
それどころか暗い気持ちが膨らんで、トゲトゲした気分で1日を過ごすようになってしまいました。

これはアカンとなってモーニングページを中断、気づくと2年が過ぎて今に至ります。

今思うと、当時はうつがひどかったのでネガティブな言葉がいつも脳内を渦巻いていたのかも。
どれだけ書いても溢れてきて、掃除し切ることができなかった。

ネガティブな思考を書けば書くほど、気持ちがスッキリして前向きになる人もいるのでしょう。
そのあたりは人によると思う。

わたしの場合は、自分のネガティブ思考にはむやみに近づかない方が精神衛生上よかったです。

自分で書いたネガティブな言葉のパワーを強く受け取ってしまう。

モーニングページの挫折以降、ノートにマイナスな感情を書くときは要点のみを短くまとめ、一緒に改善策を書いて前向きに締めるよう心がけました。

ゆるルールで再開

2022年1月、新年の節目に新たな習慣を始めようと思い、モーニングページを再開しました。

再開したときの記事はこちら。

続けることを最優先にして、ゆるいルールで行うことにしました。

再開してからは毎日気分よく過ごせています。
再開してよかった

再開後は、モーニングページにネガティブな言葉が溢れることもないし、ネガティブなことを書いてもすぐ切り替えられている。

やっぱり、2年前に挫折したときは病気が原因でネガティブワードの嵐になっていたんだろうな。

再開後に感じた効果は以下の記事にまとめました。

モーニングページをやめようか迷っている・すでにやめてしまったという方は、ゆるいルールで取り組んでみると続けられるかもしれません。

自分に合ったゆるルールを模索してみてください。

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ひよぞう

ひよぞう

適応障害(うつ)を患い療養して4年。ズボラでも日々を生きやすくするために奮闘する日々を綴っています。

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