グルテンフリーでも麺が食べたい!
汁うどんを食べたいときにおすすめなのがフォーです。
フォーとは米粉とタピオカでんぷんからできた麺。
ベトナム人の国民食で、現地ではあちこちにフォーの屋台があります。
汁うどん感覚で食べることができ、日本人にも馴染みやすい料理と言えます。
フォーの調理にはちょっとしたコツが必要。
初めてフォーを買ったとき、どう調理していいのか迷いました。
とりあえずパッケージの表示に従うも、うまくいかず…。
何度も挑戦するうちに、美味しく調理するコツが分かってきたので紹介します。
- 麺を水で戻す
- しっかり長めにゆでる
- 流水で十分に洗って臭みとぬめりを取る
目次
パッケージ通りだと失敗
こちらがフォーのパッケージです。
乾麺が袋パンパンに入っています。
![フォーのパッケージ。](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/fc8184e89b6f9633ac48e269f15c1cc7.jpg)
袋を開封すると独特の臭いが鼻につく。
プールの薬品の臭いを思い出した。
米粉の麺には独特の臭みがあるようです。
初めて調理したときは、水で戻すなんて発想はありませんでした。
パッケージには「熱湯で2分半茹でる」と書いてある。
![フォーのパッケージに書かれた調理方法。](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG_6747.jpg)
実際には3分以上(いや、もっとだったかな?記憶にない)ゆでました。
臭みが消えているか不安で。
茹で上がったらざるに上げて入念に洗います。
これでやっと臭みが取れたよ。
麺がふにゃふにゃぐじゃぐじゃでした。
ゆで過ぎたにゅうめんみたいだった。
ベトナム旅行で食べたフォーの味とは似ても似つかない。
現地のフォーは、表面つるつるで食感もっちりだったのに。
水で戻す
今回は両親とわたしの計3人分を作ります。
1人分は50gなので、全部で150g使います。
食事の2時間前には準備を始めます。
麺をフライパンに入れて水に浸します。
![](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/c5a433a78a83da39ec63ccadeee7501f.jpg)
麺が長いので直径の大きい鍋でないと麺全体が浸かりません。
フライパンがおすすめです。
2時間後。
フライパンからはみ出そうな勢い。
![](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/e92e47e907218a8c3ff3182fe8324012.jpg)
しっかり吸水してくれました。
麺のツルモチ感を出すには2時間は浸したいところですが、1時間でも問題ないです。
準備できるタイミングによっては3時間以上浸けておくこともあります。
スープとは別ゆで
水で戻した麺をどうするか。
そのままスープに投入してしまいたいですが、別ゆでする方がいいです。
臭みがスープに移ったら嫌だもんね。
麺を軽く洗ったら、水を取り替えて火にかけます。
お湯が沸騰してから麺を入れた方がいいんだろうけど、めんどくさいので最初から入れちゃう。
![](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/c1e2b65cdfdac7cfe36b74697f4c58a5.jpg)
ぐらぐら沸騰しても、そのまま放置。
吹きこぼれに注意。
![](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/da0dc4eeb1bd5e62923c4490fa304609.jpg)
数分後、麺がつるっと柔らかくなったら火を止めます。
![](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/e309a04929487267f7810bf54be584a0.jpg)
ゆで時間はその日によってバラバラです。
水に浸ける時間によって変わります。
我が家では父の歯が弱いので、柔らかくなるよう長めにゆでています。
水に浸けておいたおかげで、ふにゃふにゃぐちゃぐちゃにはなりにくいです。
もっちり歯応えを楽しみたいなら、1〜2分だけでいいのかな?
お好みに合わせて探ってみてください。
4mmより細い麺を使う場合は、沸騰してから麺を入れたり、ゆで時間を短くしたりするなど調節してみてください。
念入りに水洗い
ゆで上がった麺をざるに取って、流水でじゃぶじゃぶ洗う。
![](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/3cb3255c91e205628ef9a78fea1601b7.jpg)
念入りに洗って臭いを落とします。
臭みが取れるころには表面のぬめりも取れています。
つるつるした手触りに、弾力がある。
美味しそうに仕上がりました。
![](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/bb4223ae9f5519b3f25d62b8ac410470.jpg)
麺の調理はこれで完了です。
スープ作り・仕上げ
さて、麺をゆでている間にスープを作ります。
適当に野菜やきのこやわかめを入れて、和風だしかコンソメか中華スープか何かで味付けします。
3人分なら水は800mlあれば十分です。
![](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/ba345a163e2946ff762b117e854c3ca8.jpg)
器に麺を三等分して、
![](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/c3c5b6d5cd107cf20f69dd355836ce0a.jpg)
汁をかけて、
![](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/e100e8da2732f9d03b1187773cca7aef.jpg)
完成!
![](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/90964dbac37395b351bfbdb2b4cfbc7e.jpg)
見た目はうどんにそっくり。
つるっともちっとした食感で美味しいです。
![フォーを汁うどん風に。](https://zubora-seikatsu.com/wp-content/uploads/2022/05/ef5e4fc55febd212f30372630761fd54.jpg)
うどんを食べるよりは少し手間がかかるけど、グルテンフリーでも麺を楽しむためなら…!と我慢しています。
いつ食べるのか
手抜きな昼食にぴったり
我が家では昼食メニューの定番です。
事前に水に浸けておきさえすれば調理はとてもラク。
わかめやきのこ、もやしなど、具材によっては包丁とまな板を使わずに済みます。
昼ごはんを作るのが面倒な日はフォーになります。
体調を崩したときにも
フォーは病人食にも向いています。
今まではうどんを食べていたけれど、フォーで全然置き換えられる。
お腹を壊したときにうどんで暮らしていたのは、今思うとわたしの腸には負担だったんだろうなあ。
先日、コロナワクチンの副反応で食欲がなかったときもひたすらフォーを食べていました。
早くに作って置いておけるのが便利
フォーの調理では、少なくとも1時間前には水に浸けなければいけないし、スープと別ゆでしなければいけない。
うどんをゆでるのに比べたら手間がかかります。
最初はめんどくさっ!と思っていましたが、慣れたら何とも思いません。
1時間以上前に準備とはいえ、水に浸けるだけだから一瞬で終わる。
別ゆでだって、パスタと同じようなもんだと思ったら納得しました。
別ゆでだからこそ、早くに作って置いておけるのはメリットです。
麺とスープが別なので麺がのびない。
コロナワクチンの副反応で寝込んでいたときは、昼用と夜用をまとめて作っていました。
昼の残りの麺に、昼の残りのスープを温めてかけるだけで夜ごはんが完成。
夕食の準備の手間が省けたのはラクでした。(準備してくれたのは母だけど)
ベトナム旅行で立ち寄った屋台でも、事前にゆでてあった麺に温かいスープをかけていました。
スープが温まっていれば麺は冷たいままでもホカホカで食べられます。
1食たった31円
何よりも嬉しいポイントが安いこと。
1食50gとして、1袋に500g入りで10食分。
楽天では5袋で1,530円。
ということは、1,530÷50=30.6なので、1食たった31円です。
グルテンフリー界では何でもかんでも割高なのがデフォルト。
グルテンフリーパスタなんて、もう、ね…こないだ近所のスーパーでは250gで500円でした。高い。
その中で、1食31円はかなりの快挙です。
まとめ
- 麺を水で戻す
- しっかり長めにゆでる
- 流水で十分に洗って臭みとぬめりを取る
ツルモチ食感が美味しくてスープのアレンジが効いて体調が悪くてもあっさり食べられる。
そして安い。
これからも食べ続ける未来しか見えません。
コツさえ知っておけば簡単に調理できるので、ぜひ一度お試しください。
わたしは楽天でいつもまとめ買いしています。
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