ほぼ日手帳を使って、毎晩自分を褒める日記を書くようになりました。
始めてみて2ヶ月弱、自責が減った、焦らなくなった、寝つきがよくなったなど、いいことがいくつもあったので紹介します。
- ほぼ日手帳の使い方を知りたい
- 自責をやめたい
- 毎晩日記を書きたい
これらの方には特におすすめの記事です。
目次
なぜ始めたのか
不必要なまでの自責をやめたかったからです。
わたしはホルモンバランスが乱れると、イライラしてやたら自分を責め始める傾向があります。
生理直前より排卵期(と思われる時期)によく起こる症状です。
うつで調子が悪いときにはあまり起こりません。
自分を責める気力もなくなっている。
ホルモンバランス乱れ期って、エネルギーは有り余っているけどうまくコントロールできない感覚があって。
そのもどかしさが発端となって些細なことでイライラしてしまうんだと思います。
自分以外へのイライラは何とかして止めようとしている(つもりだけど、迷惑を掛けている気がする。ごめんなさい)。
自分へのイライラ=自責は全く止められない。
わたしの場合、ブログ関係で常にイライラしてしまいます。
他の何ができてもブログが思うようにできなかった日はイライラが止まらないし、逆もまた然り。
- ブログの毎日の積み重ねを認識したい
- 自己肯定感を高めて自責を止めたい
上記2点の目的を達成できたらと思い、自分褒め日記を始めました。
(この自己肯定感というやつはなかなか厄介な代物であると個人的には思っている。いつかじっくり書きたいけど、今回は端折ります。)
褒め日記の書き方
ほぼ日オリジナルを使用
毎晩寝る直前に書きます。
5分もあれば書ける簡単な内容です。
ほぼ日手帳のオリジナルを使っています。
1日1ページ、A6サイズです。文庫本の大きさ。
わたしは分冊タイプを使っています。
人によるだろうけど、薄い方が書きやすい。
自分で書けるスペースは赤枠の内側だけ。
A6よりも狭いので続けやすいです。
疲れた日でも何とか書こうと思える。
フォーマットを決めておく
ざっくりフォーマットを決めてあります。
フォーマットがあると、眠くて疲れている夜でも迷わずささっと書くことができます。
実際に書く順に説明していきます。
まずは真ん中の自分褒め×3から。この日記の主役。
いつもは文頭に花丸を書くんですけど、この日は忘れていますね。眠かったのか?
1日3つ書き、うち1つはブログ関係と決めています。
褒める内容は本当に大したことないです。
この日の「図書館で本をたのしく借りた!」なんて冷静に考えたらわざわざ褒めることか?と疑問ですが、いいんです。
記録しないと忘れるような些細なことこそ褒めたいという精神で書いています。
得た結果ではなく自分の行動を褒めるようにしています。
結果って自分以外の要素にも左右されるけど、自分の行動は自分で決めることができるので。
透け感あるターコイズが美しい万年筆で、澄み渡った美しい青のインクで書いています。
書くだけで気分が明るくなるいい色です。
自分褒め3つの下は簡単な日記や反省を自由に書いています。
書いても書かなくてもオッケー。
真っ白なままの日もあります。
日記の文はペリカンの万年筆で。
値段に震えたけど、すごく気に入ってたくさん使っているので買ってよかったです。
インクは2018年の限定インク。
この色がもう手に入らないなんてどうしよう、使い切ったときを想像して今から震えている。
定番カラーはいつでも買えますよ。
日記の中で目立たせたい部分は紫のインクで線を引きます。
パイロットの廉価な万年筆にエルバンのインクを入れて。
エルバンのインクはミニサイズもあります。
まだ書き足りなければ、日付の横にちょちょっと書き足し。
思いつき、覚書、気になったこと、やりたいことなど何でも書きます。
さらに褒めて自分を励ましたい日には青インクで書き加えます。
ページ下部には今日の言葉が。
気に入った言葉には線を引きます。
余ったページは自由に使う
自分褒め日記は5月末から始めたので、それ以前のページ5ヶ月弱分が余っている。
書きたいことを自由に書いてページを消費しています。
心のツイッターという感覚です。
片付けたい場所のリストや
ソファでゴロゴロしながらつらつら書くことも。
このA6未満の筆記面積がちょうどいい分量です。
1ページ分書いたら自分の中で区切りがつきます。
万年筆で書くのが気持ちいいのでどんどん書き進めてしまう。
2ヶ月弱で60ページは埋めました。
約2ヶ月続けた変化
自分を不必要に責めなくなった
毎日3褒めの積み重ねで、自分を少しずつ受け入れられるようになってきました。
何かを受け入れるって、時間を積み重ねていくことだと思っています。
自分を受け入れるにも「自分まあいいじゃん」と思える瞬間をひとつずつ捕らえて心の中に貯めていくしかない。
手帳の自分褒め習慣で、毎晩「自分まあいいじゃん」を3つも貯めることができます。
10日で30個、1ヶ月で90個。
自分を責めそうになったとき、心に貯めた褒めストックがスポンジのように自責を吸い込んで消してくれる気がします。
それでも自責がゼロになったわけではなく、ホルモンバランスが乱れたときなどにはやっぱり責めてしまうこともありますが、以前よりはずっと少なくなったのは確かです。
焦らなくなった
何もできていない、あれもこれもやらなきゃと焦ることがなくなりました。
自分を責めなくなったからなのと、ほぼ日を開けば毎日何をして過ごしたかの記録が残っているからです。
寝つきがよくなった
毎晩寝る前に1日のよかったことを思い出したら、いい気持ちでぐっすり眠れるようになりました。
今までは寝るときに1日の反省会をしてクヨクヨぐるぐる考え続けるのが常だったのですが、褒め日記を始めてからは「今日もいい1日だったな〜」とすんなり眠れています。
朝はモーニングページ、夜は褒め日記が自分のメンタル維持にちょうどいいようです。
万年筆ブームが再来した
褒め日記を始めてから万年筆を握る時間が大幅に増えました。
体感では3倍以上です。
ほぼ日手帳の紙、トモエリバーが書いていてとにかく気持ちいい。
万年筆との相性抜群です。
しっとりふかふか柔らかい書き心地に、インクが美しく発色します。
褒め日記を継続できているのは、ほぼ日手帳だからこそな気もする。
ほぼ日手帳からは「書かなくてもいいよ〜」というゆるさを感じます。そこがいい。
余白が残っていても気にならないし、プレッシャーなく続けられています。
ほぼ日以外にも、モーニングページを書く量が増えたり、ブログの下書きも手書きしてみたり。
自分は手書きが好きなんだなあ…としみじみ感じる日々です。
デジタルで記録する機会は(少なくとも今は)減りました。
アプリでデイリーログも今はお休み中。
再開するときは来るかもしれませんが。
手書きは気持ちがスッキリします。
万年筆はたくさん使う時期とそうでもない時期の波が激しいのですが、今後はずっと、たくさん使い続けられたらいいなあ。
万年筆で頭の中を書き出すと頭の中のスッキリ度が増す気がします。
細く長く続けていきたい
2ヶ月弱続けていい感じですが、思考の癖は一朝一夕に変わるものではないので細く長く続けていきたいです。
自分で自分を認められたら生きやすくなる。
認めても認めなくても人生は続くのだから、どうせなら認めてあげたい。
万年筆と手帳を味方に、自分で自分を少しずつ認めていけたらと思います。
ほぼ日手帳のいろいろな使い方
ほぼ日手帳公式ガイドブックでは、ほぼ日ユーザーのさまざまな使い方が紹介されています。
ボリュームたっぷりで読み応えあり。
手帳の使い方のアイデアが欲しい方、手書きのモチベーションを高めたい方におすすめの1冊です。
関連記事
ほぼ日カバーの使い勝手のよさを語りました。