減薬できつい眠気に襲われた話【適応障害・うつ】

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22年8月、久々に減薬チャレンジをしたんですよ。

今年の1月以来です。

そのときの顛末を備忘録として書き残しておきます。

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自信満々で減薬へ

わたしのうつ(適応障害)はすでに回復期に入っていて、薬の量もピーク時の半分以下まで減らせています。

ここから先がなかなか減らせない。
1月の失敗以来、慎重になっていました。

でも今年の8月はなんだかいける気がする…!
理由は下の通りです。

  • 夏は例年体調がいい
  • 今年は梅雨明けからとても調子が良い
  • 寒くなる・日が短くなるにつれだんだん日が短くなる

このタイミングを逃したらしばらく減薬できなさそうだし、主治医からもゴーサインが出たので、今がチャーンス!とばかりに減薬することに。

梅雨明けから自分にしてはすごく体調がよかったので、今回はうまくいくだろうと楽観的でした。

最初はよかったけど…

減薬スタートして1週間は何ともありませんでした。

超元気!までは行かずとも、それなりに普通に過ごせていて、今回は減薬成功したな〜と思っていた。

しかし、1週間後からどうも調子が狂い始めた。

減薬5、6日目から、排卵期っぽい症状が出始めたんですよね。
だるさと体の重さ。いつものやつ。

わたしは生理周期がバラバラで読めないので、このタイミングで来るか…という感じでした。

さらに追い討ちをかけたのが天気の悪さ
くもりや雨続きで体が参りました。
そういえば8月は台風シーズンだったわ。

調子がいいときでも気圧の低さや湿気でダメージを受けるのに、減薬+排卵期でどうなるかは言うまでもない。

不調のデパートに

きつすぎる眠気

最初に異変を感じたのは睡眠でした。

夜の眠りが浅く、悪夢と中途覚醒を繰り返し、朝起きられない。

日中は暴力的な眠気が襲ってくる。

疲れたときの心地いい眠気とは明らかに異質な、抗えない眠気です。
脳みその中枢が気絶させられたような気分。

眠すぎるけど寝れない、寝れても眠りが浅い、日中の眠気はきつくなる一方。
悪循環でした。

眠気以外にもいろいろな症状が出た。

運動できない、動けない

減薬前の調子の良さは、毎日の運動習慣のおかげでした。
ヨガと筋トレで汗をかくと心身がすっきりするんです。

運動の気持ちよさを知っているから動きたい。
なのに動けない。

筋トレは早々に諦めて、ゆるめのストレッチ動画をできるときだけやっていました。

集中力が落ちる

集中の質・持続ともに低下しました。

ブログの文章が書けない。
すぐに脳が停止する。

減薬前は頭の中で記事の構成をささっと組み立てて本文を書けていたのに、全然できなくなった。

書けるときに少しずつ、ノートに構成案をメモするのがやっと。

記事の下書きに直しを入れるのも無理。
てにをはを整えることすらできない。

読むのもつらいし、画像の整理など簡単な作業も無理でした。
何をしてもすぐ疲れ切ってしまう。

当たり前にできていたことができなくなる恐怖を久々に味わいました。

甘いものが我慢できなくなる

食べすぎると調子が悪くなるので、我慢するようにしているのですが。

普段以上に食べてしまいました。

脳の理性の働きが弱るのか、糖分という手頃な快楽を欲してしまうのか。
両方だと思います。

無気力

不調が続くうちに、だんだんやる気が失われていきました。

不調でも運動しよう!とかブログ書こう!とか意気込んでいたけど、そういった意気込みすら湧かなくなってきた。

ソファに転がって天井を眺めてぼーっとしていました。

体が重い

発熱したかのような体の重さです。
体温を測るともちろん平熱。

今回は37.6度くらいのだるさでした。

地球の重力強まったんじゃない?1.5倍くらいになったんじゃない?と疑いましたが、家族はいつも通り軽やかに動いていたので重力に異状はなかったのでしょう。

発熱したかのような倦怠感と、重力が強まった感覚。
わたしにとって、うつ状態が強いときに典型的な症状です。

諦めて休むしかない

ここまで来るともう、何もせず休むしかないんですよね。

いろいろ諦めてぐでーっと過ごしても、大して回復せず。

一度乱れたものはすぐには戻らないんですよねえ。知ってる。

結局、自律神経?

ここまでに上げた症状たちの、

  • 眠い
  • 運動できない
  • 集中できない
  • やる気が出ない

これらってまさに、交感神経が弱っている状態ですよね。

最近読んだ本で「交感神経が極端に弱っていて副交感神経の働きが強い人はうつになりやすい」という趣旨のことが書かれていて、ああそれまさに今のわたしじゃん…となった。

タイトルは軽いですが真面目な中身で読みやすかったです。

自律神経を整えることを意識してみようかと。
また別記事で書きます。

減薬はギブアップ

減薬スタートして3週間弱、薬の量を元に戻しました。

何もせずじーっとして過ごしても、調子が上向く兆しはない。
心が折れてしまった。

薬の量を減らすことよりも調子よく過ごすことが大事だと思い、減薬をやめることにしました。

薬を戻してから少しずつ調子はよくなっています。
この記事を書いている時点では、減薬前の調子の良さには及ばないものの、こうして記事を書ける程度には回復しました。

疲れやすくなったので、休み休み行動するようにしている。
もう少し時間が経てば減薬前の元気さを取り戻せると思います。

無理しないのが最優先

普段はうつの症状を抑えられるよう、細心の注意を払って生活しています。
外出する予定や活動量をコントロールしつつ、無理しないのを最優先にしている。

うつになる前の元気100%の状態には程遠いのだろうけど、自分としては気分よく過ごせています。
そもそも元気100%がどんなものだったか忘れてしまったけど。

いくら注意していても、減薬のような大きな変化があるとダメになりますね。
一度ダウンしてしまうと回復に長い時間がかかる。

無理しない、ダウンしないことを最優先に、体調を見ながら大人しく過ごそうと思います。

以上、自分用の減薬備忘録でした。

ここまで読んでくださった方で、精神疾患の減薬にトライする(予定がある)方がいたら、一緒に無理せず進めていきましょう…!

何の不調もなく減薬できる場合もあると思います。
わたし自身、ピーク時〜ピーク時の半分までの減薬は、するっと問題なくできていた。
そこから先へ減薬を進められないだけで。

心身の調子を観察しつつ、薬を減らしていけたらいいですね。
わたしもいつか再チャレンジします。

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ひよぞう

ひよぞう

適応障害(うつ)を患い療養して4年。ズボラでも日々を生きやすくするために奮闘する日々を綴っています。

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