3度の冬を一緒に過ごしたお気に入りのワンピース。
残すか手放すか…迷いに迷った結果、手放すことにしました。
目次
Kilkaの濃紺ワンピース
Kilkaの長袖ワンピースです。
スタイルストアで購入しました。
スタイルストアとは、衣食住にまつわる暮らしの品々を集めたオンラインのセレクトショップです。
商品コラムに温かみがあって、読むとついつい買いたくなる。
買うものがなくても定期的にサイトを訪れてしまう、魅力的なショップです。
主要なターゲットは30代〜50代の女性なのかな?と思いますが、20代のわたしも存分に楽しんでいます。
Kilka(キルカ)はスタイルストアのオリジナルブランド。
「はたらく人に、快適で自由な時間を」をコンセプトに、「家で洗える」「ノーアイロンでシワになりにくい」「服がからだをすっきりみせてくれる」「Made In Japan」「手の届きやすい価格」の服を届けています。
ゆったりしていて、着ていて楽で、冬向きのワンピースが欲しくて購入しました。
2年半前、コロナ禍直前の冬だった。1万円程度だったはず。
丈は110cm前後で、身幅はゆったり。
ボートネックで首回りもゆったり。
両サイドにポケット付き。
素材はポリエステル100%です。
ネットに入れて洗濯機で洗っていました。
コシのある生地で、厚みがあって暖かい。
中にいくら着込んでもモコモコしません。
タートルネックはマイ定番で紹介したプチバトーです。
何より、黒に近い紺が探し求めていた色そのもので。
修道女が着ていそうなシンプルなデザインによく合う色でした。
手放す理由
生地が傷んできたから
3度の秋冬を一緒に過ごして。
生地表面に少しずつ毛羽立ちやほつれが出てきたからです。
写真では分かりにくいけど、撫でるとザラりとする箇所がいくつもあります。
お尻やお腹のまわりに多い。
なぜ傷んだのか
この生地自体は頑丈です。
毛羽立ちやほつれの出にくい上質な生地だと思う。
なのに傷んだのはわたしの扱い方の問題です。
買ってすぐ、このワンピースを着て夜行バスに乗ったんですよ。
一晩中着たままで、翌日、翌々日も着たまま過ごした。
生地にかかる負担を考えたら、1日着たら次の日は休ませた方がよかったはず。
旅行から帰ったときには、お尻まわりの布がザラッとしていた。
それから徐々に徐々に毛羽立ち・ほつれが広がっていきました。
着たまま昼寝することもあったからね。仕方ないね。
もっと丁寧に扱えばよかった…と反省はしているけど後悔はしていないです。
生活の道具としての役割を全うしてくれたと思っている。
大好きだけど、思い切って手放す
これだけ働いてくれたら、そりゃ毛羽立ちもほつれもできるわい。
分かってはいたけど、ザラッとした部分に触れるたびに何となく気分がもやっとするのもまた事実で。
でもまだ着れるよね、こんなに自分の好みを満たしているものはないよね、濃紺は見つけにくいよ…と自分に言い聞かせていた。
手放す踏ん切りがついたのは、理想通りの夏用ワンピースに出逢えたことでした。
(別記事で紹介します。)
出逢ったのがいくつも服を手放した直後だったのです。
ただの偶然だったのだろうけど、手放す中で自分の好みが明確になっていくのもまた事実で。
譲れない条件がはっきりしたからこそ、理想通りだと自信を持って言うことができます。
Kilkaのワンピースも、手放してみたら、新たな好きなものに出会えるかもしれない。
そんな偶然を願ってみたくなりました。
付け加えるとしたら、1点だけ、購入当初から不満だった点があって。
首元の裏地がめくれ上がるんです。
前側も、
後ろ側も。
着ているときに勝手にめくれ上がって不恰好になることがあった。
首元のめくれが手放す理由とは言えないけど、後押しになったのは確かです。
でも、この不満を補って余りあるほど好きな気持ちでいっぱいのワンピースでした。
大好きなままで手放し
どんなに好きでも、傷んでいる以上、遅かれ早かれ手放すことになる。
それなら今のうち、モヤモヤが大きくなる前にお別れしようと思います。
淋しいけど、このワンピースを最後まで大好きでいられてよかったです。
いつの日か、次なる素敵な服に出会える日を楽しみに待っています。